
賃貸中の戸建てを買取で売るとき、気になるのは「結局、いくら手元に残るのか」でしょう。先に整理すると、公式サイトで確認できたのは、買取査定や相談に費用はかからないと案内されていることと、物件によっては費用負担を伴う場合があることです。
買取価格や費用の金額、相場は公式に載っていません。この記事でも金額は示さず、確認できた範囲と、査定で聞いておきたい質問に絞ります。
買取で売るときの費用のポイント
公式の案内 買取査定や相談に費用はかからないと案内されています
公式で確認できた費用まわりの案内
訳あり物件買取プロ(運営は株式会社AlbaLink)の公式サイトで、費用に関わる記載を確認できた範囲と、確認できなかった範囲です。
| 査定・相談 | 買取査定や相談に費用はかからないと案内している。 |
| 仲介手数料 | 買取なら、仲介の場合にかかる仲介手数料がかからないと案内している。買取以外を希望する場合は、発生することがあると案内している。 |
| 費用負担 | 物件によっては費用を負担する場合(有償取引)があり、物件の状況・権利関係・所在エリア等によって、費用負担を伴う条件の提示になる場合があると案内している。 |
| 確認できなかった点 | 査定額から差し引かれる項目の内訳、売主が負担する費用の種類と金額。 |
公式が案内する「仲介手数料がかからない」とは?
不動産を売るときの仲介手数料は、買主を探す不動産会社に払う費用です。買取では、買取会社が直接買主になるため、この仲介が入りません。公式も、買取であれば仲介手数料がかからないと案内しています。
一方で、公式は、買取以外を希望する場合は仲介手数料が発生することがあるとも案内しています。買取と仲介のどちらで進める話なのかは、問い合わせのときにはっきりさせておきましょう。
費用負担を伴う条件になる場合の注意
公式の注釈には、物件によっては費用を負担する場合(有償取引)があると書かれています。どんな状況でそうなるのかは、公式サイトには具体的に書かれていません。



入居者付きの家が費用負担になりやすいかは、公式サイトから読み取れません。だからこそ、査定で条件が示されたら、費用が生じる理由と内訳を必ず確認してください。公式は、査定を受けたあとに売らないと決めてもよいと案内しているため、納得できない条件なら断る選択肢もあります。
査定で聞いておきたい質問
賃貸中の戸建てを買取に出すときは、次の点を聞いておくと、手元に残る金額のイメージがつかみやすくなります。



- 提示された金額は、賃貸借を引き継ぐ前提か
- 売主が負担する費用はあるか。あるなら、種類と内訳
- 敷金の扱いと精算の方法
- 登記にかかる費用は、どちらが負担するか
- 金額の有効期限(公式は、時間が経つと同じ査定額を出せないことがあると案内しています)
敷金について、民法第605条の2第4項は、賃貸人の地位が移ると、敷金の返還の債務は買主が引き継ぐとしています。売買代金との精算は取引ごとに決まるため、査定のときに確認しておきましょう。
費用の条件を聞くとき
- 売主負担の費用の種類と内訳
- 敷金の扱いと、精算の方法
- 納得できなければ、売らずに検討できる
公式の案内 物件の状況によっては、費用負担を伴う条件を提示する場合があると案内されています
出典:訳あり物件買取プロ公式サイト(トップページ・FAQ・注釈。令和8年10月23日に確認)
売ったあとの税金は、別に考える
売って利益が出たときは、譲渡所得として税金の対象になる場合があります。計算の考え方は、国税庁のNo.3202 譲渡所得の計算のしかた(分離課税)に載っています。同ページでは、仲介手数料や印紙税などが、譲渡費用として扱われると案内されています。
ただ、税額は、取得した金額や所有期間、特例の有無で変わります。この記事では金額や税率を示しません。実際の税額は、税理士か税務署に確認してください。
出典(法令・公的ページ):民法(e-Gov法令検索)、国税庁 タックスアンサー No.3202(令和8年10月23日に確認)
入居者付きの売却全体の整理は、横浜・川崎の記事にまとめています。
買取の費用でよくある4つの質問
- 査定を受けるだけで、費用はかかりますか?
公式サイトには、買取査定や相談に費用はかからないと案内されています。ただし、査定後に示される買取の条件が、費用負担を伴うものになる場合があるとも書かれています。
- 買取でも、仲介手数料はかかりますか?
公式は、買取であれば仲介の場合にかかる仲介手数料がかからないと案内しています。買取以外を希望する場合は発生することがあるため、どちらの方法で進めるのかを確認してください。
- 費用負担を求められたら、断れますか?
公式は、査定を受けても売却が必須ではないと案内しています。費用が生じる理由と内訳を確かめたうえで、納得できなければ、売らない選択もできます。
- 売った代金から、税金が引かれますか?
税金は買取価格とは別に、売主が考える必要があります。国税庁のページで考え方を確認し、実際の税額は税理士か税務署に相談してください。
まとめ
賃貸中の戸建てを買取で売るときの費用は、公式で確認できる範囲では、査定・相談に費用はかからないと案内されています。買取なら仲介手数料もかからないとされていますが、物件によっては費用負担を伴う条件になる場合があります。
金額や相場は公式に載っていないため、査定で、費用の理由と内訳を確かめましょう。公式は、査定後に売るかどうかは選べると案内しています。
買取の費用を確かめる前に
- 査定・相談の費用は、かからないと案内されている
- 費用負担を伴う場合は、理由と内訳を聞く
- 売るかどうかは、条件を見てから決める
公式の案内 物件の状況によっては、費用負担を伴う条件を提示する場合があると案内されています
